母が癌を患い、4年の間闘病していました。
本人の精神的ショックは計り知れませんが、余命宣告を受けたときと母からメールをもらったときは本当にショックでした。
何度も繰り返される検査や、みるみるうちに体が痩せていくことや、体にものすごく負担がかかる抗がん剤などを飲んでいる姿を見ていることがとてもつらかったです。また、治療費がとてもかかったことも大変だったことの一つです。
当事者の母が最後まで前向きだったことにすごく助けられました。本来ならば母を支えて勇気づけなければならない立場なのに、母はどんな時もいろいろなことを明るくうけとめて、希望を持つことを忘れませんでした。
「病気は人間を大きくするチャンスなんだね」「ママは癌と共に生きるわ」と笑って言っていたことが忘れられません。きっと癌になった本人が毎日暗い顔をしていたら周りもどうしてよいかわからなかったかもしれません。
また、家族や親戚のサポート、友人たちからのメールや電話での励まし、金銭的サポートにも大いに助けられました。
私の母は2,3度余命宣告をされました。最初の腫瘍が見つかったときにあと2年もないと言われてから、4年以上生きてくれました。
また、一度目の手術で完治ともいわれましたが、ありえない確率で再発し、もう半年と言われました。
お医者様の言うこと、薬の効き具合、病気の進行の仕方などは本当にわからないものです。完治することだってあります。
宣告されるときは本当につらいですが、そこからの切り替えをどうもっていくかは本人次第だと思いますし、まわりの愛のこもったサポートがあればあるほどどんなに悲しいことも乗り越えられます。
私は母と過ごした時間は本当に素晴らしい時間だったと思っています。それは私自身が体験したことなので伝えたいです。
頑張ってくださいと気軽にアドバイスするつもりはありませんが、どうか、希望を持つことを忘れずに、病気と向き合って、どんな瞬間も精一杯、後悔のないように過ごしてほしいと思います。
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