実は私は、抗がん剤を点滴している間が、とても嫌だったんです
だんだん、鼻のところが熱くなって、痛気持ち悪くなってくるだけなのですが、「あー、体が壊されていくんだ」って思いのほうが強くて、まわりから見れば、たかが点滴ですが、一番悲しい瞬間でした
そんな時、先に抗がん剤と放射線治療を行い退院していた乳がんの先輩が、そばでずっと一緒に笑顔でいてくれて、なんと心が和んだことか

治療にあたって、みんなそれぞれ、口には出して言えない切なさや辛さを抱えていると思います
まわりのみんなは、私も含めて、それに気がつくこともできず知らずに傷つけてしまってうることもあるでしょう、何も力はないなどと、無力感に覆われることのほうが、きっと多いことでしょう、けれど
思いやる心は、絶対に伝わると確信しています!

同じ一言でも、心から、相手を思って発した一言ならば
きっと、言葉より思いが届くことでしょう(そう願いたい!)

看護にあたっても、大変、苦労があることでしょう
自分がいっぱいいっぱいになってしまうことも多いでしょう
思いやりを持ち続けることって、大変なことです
そんな時は、素直に、自分の状況とか頑張ってるんだとか、伝えましょう