これまでに何度か入院した経験があります。何回かの入院で1つ学んだことがあります。それは入院中の会話です。

 
大抵の場合、一般病棟は大部屋なので、2~8人ぐらいの他の患者と一緒に入院生活をすることになります。これまでの入院でも、4人部屋だったこともありますし、8人部屋という大所帯の部屋だったこともありました。

 
その際、科によっても雰囲気が全然違ってきますし、会話の内容もかなり違ってきます。婦人科に入院した時は、比較的同じぐらいの年代の女性が多かったので会話も弾みました。その時の経験から、入院生活は、会話を楽しむものだと思い込んでしまったのです。

 
しかし、脳外科に入院した時、病状の重さも患者の年代もバラバラでした。私以外は60~70代ぐらいのご老人の方が多かったのです。しかし中に1人、とても元気なおしゃべり好きな方がみえたので、前に婦人科に入院した時のように毎日のようにずっと会話し続けていました。

 
しかしそれが、他の患者さんには迷惑だったようです。それを知ったのは、その方が部屋移動をしたからでした。そのことで、病状によっては眠りたい方もみえるし、話をすることが苦手な方もいるんだということに気づきました。

 

ご迷惑をかけてしまったことに気づき、それからは、部屋の雰囲気をみながら、会話をするようになりました。

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