去年、ちょっと健康を損ないまして、がんのセカンドオピニオンを受けたり5日間ほど入院する運びとなりました。これが人生で初めての入院生活だったため、正直言ってかなり不安だったんですよね。恥ずかしながら、初日には、軽いホームシックに陥ったほどでして・・。まあ、わずか5日の事なので、ホームシックなんて言うのはちょっと大げさかもしれませんが、でも、それと似たような心細い心境になったのを覚えています。とまあ、そんな入院生活でしたが、実は私が入院した部屋には、4人ほどの患者さんがいまして、いわゆる相部屋だったんですよね。これもまた、私の不安感を増していたように思います。なんてたってかなりの人見知りですからね。わずか5日とはいえ、他人と暮らすのはちょっと大変そうです。が、私のすぐ隣に位置していた人が、乳がんでステージ2の治療中だったのですが、すごくいい人で、一気に打ち解けたんですよね。年齢は私よりかなり上の方だったので、なんだろう、祖母と接しているような、そんな温かい気持ちに浸ることができました。その人は私よりも先に退院しましたが、退院する日には、「またどこかで会えればいいね」なんて、暖かい声をかけてくださったりなんかして・・。ちょっと気持ちがほっこりしたのを機能のことのように覚えています。