子どもは病気や体調不良になりやすいです。その理由は、免疫機能が未熟であったり、体が小さいために外部からの影響を受けやすかったりするからです。また、体調不良になったら症状が急速に進行するのも子どもの特徴です。しかも、幼ければ幼いほど、体調不良を言葉で適切に大人に伝えることができません。子どもの病気や体調不良は大人が気をつけて観察し、早めに気づいてあげることが大切です。

子どもの体調の観察ポイントは、いろいろと細かいこともありますが、まずは「いつもと違うところはないか」という視点を持つことが大事です。幼い子どもは痛みや熱があっても言葉で伝えてくることはないかもしれません。熱があっても、遊び続けようとする子どももいると思います。そのような時、異変に気づくには、「いつもと違う感じ」に気づけることが大事です。ちょっと活気が少ないとか、呼びかけへの反応がいつもより遅いとか、そわそわしているとか、目が妙に潤んで見えるとか、機嫌が悪そうだとか、そのようなことです。

こういったちょっとした違いに気づく為には、子どもの普段の様子を知ることが大切です。