4年前に姪っ子が先天性の心疾患を持って生まれて来ました。お腹にいるときにはわからず、生まれてから異常が発覚し、産後2時間ほどで県内のこども病院に救急車で搬送されました。あのときの家族の動揺、衝撃はとても激しく、母親である私の妹もずっと泣いていました。当たり前のように元気な赤ちゃんが生まれて来て、赤ちゃんとの生活が始まると思っていた矢先の病気の判明でした。搬送先の病院で検査を受けて、先天性心疾患がわかったのです。心疾患とは無縁だったので、私の頭の中も真っ白、この先どうしていくのかと妹夫婦同様に絶望の淵にいるような思い出した。姪っ子は生後2カ月で1回目の手術を受け、今までに合計3回の手術を経て今は根治という状態です。生まれて来たときは、生きていてくれるのだろうか…とさえ思いましたが、今では人一倍元気な女の子に成長しました。自分の病気を理解できるようになると、姪っ子自身も悩んだり苦しんだりする日がくるかもしれませんが、あの絶望を乗り越え強くなった妹とともに、乗り越えてくれると信じています。赤ちゃんは健康に生まれてくるのが当たり前ではないこと、「母子ともに健康」という言葉を言えることがどんなに幸せなことであるかを思い知らされました。
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