母が突然がんになりました。
普段から健康で、病院に行ったことのない母が朝、突然大量の下血をし、病院を訪れ、色々な検査を受けただけでも心配でしたが、医師に呼ばれ、突然言われた言葉は意外な宣告でした。
母はステージⅡの子宮頚がん、しかも転移の心配があると言います。
がんという言葉を聞いただけで、大きなショックを受け、目の前が真っ白になり、医師の言葉も耳に全く入ってきませんでした。
がんといえば、どうしても死を想像してしまいます。
しかし、今はがんは助かる病気、きちんとした治療をすれば完全に治ります。
最初は不安で、マイナスな事ばかり考えていましたが、気持ちを前向きにして、母は絶対に治る、絶対大丈夫と心を強く持ち、家族が一丸となって母を励まし、そして応援しました。
不幸中の幸い、母のがんは手術で取り除けるとのことで、すぐに子宮摘出手術を受けました。
病理が出ないと、詳しいことは言えないとは言われたもの、無事に手術は成功し、他に転移もなく、そのまま退院をして、母は自宅にて過ごしました。
それから5年が経ち、今は再発もなく、母は元気に過ごしております。
やはりがんは治る病気と、改めて思いました。
母が病気になって、私達家族の絆は深くなり、私も自分の体を大切に、そして、母に精一杯の親孝行をしたいな、と改めて実感させられました。
家族が病気になると、心の底から心配をし、そして考え方も全く変わるものです。