私の父親が4年前、大腸癌の肺転移、肝臓転移で闘病の末亡くなりました。7年間、手術や、再発、抗がん剤、入院を繰り返し、父親はもちろんのこと、母親の精神的サポートが大変で苦労しました。父親が再発した頃には、気が狂ってしまい、母親が精神的な病気にかかり、母親のサポートが大変でした。父親は、100回も抗がん剤を投与した強者です。病院の先生が驚くほどでした。

母親の精神的なサポートは、父親が亡くなるまで続きました。突然大声で泣きだしたり、罵声を誰にでも浴びせたり、スーパーの店員さんにキレたり、死ぬと言って薬を大量に飲むフリをしたり、母親が狂ってしまい、すぐに精神科に通い始めました。薬を処方してもらってからは、眠い、と暇があれば寝るようになりました。父親が亡くなった直後は、自殺する心配がありましたので目を離せませんでした。父親は、闘病しながらも、左官屋の仕事を亡くなる直前までしていました。

癌で闘病されている患者さんはもちろんですが、そのサポートをする家族の心のケアも大事ですので、頼れる誰かに相談したり、助けになってもらえればと思います。