父が膵臓がんになり、病院に行った時は余命3ヶ月と宣告されました。母は乳癌の手術を終えたばかりだったので何もできません。すぐに入院しましたが、家に帰りたいのと体調が安定してきたため、一時帰宅しました。その数日後に大便のお漏らしをしてしまい、自宅に母しかいなかったため、処理に困ったそうです。末期でかなり痩せていたとは言え、着ていた寝間着を脱がせるだけでも一苦労だったと言っていました。

女性一人では無理と判断し、車で30分ほどの所に住んでいる叔父(父の実の弟)に助けを求めたところ、すぐに駆けつけてくれました。寝間着を脱がせ、抱えてお風呂に入れて汚れを落とし、救急車で病院に行き、再入院しました。叔父は祖父の介護をした経験があったため、病人の着せ替え方やお風呂の入れ方を熟知していて、とても助かりました。私を含め、弟は遠方で仕事をしていたため、週末しか帰ることができません。在宅の介護は不慣れな人には難しいと感じました。

看護師さんやヘルパーさんを見ていると、病人の抱き方がとても上手です。また明るく声をかけてくださり、暗くなりがちな家族と違い、父は女神のように思っていました。素人が介護をするよりは、専門家にお任せした方が家族も本人も安心な部分があると思います。無理をなさらないでください。