今年1月末に、潰瘍性大腸炎の発症が判明しました。症状はごく軽いもので、直腸(腸の端っこ)に炎症が出来ている状態。腹痛と下痢が時折起きます。
脂質の少ない=脂っこい食べ物は控えるべし、と本で読んだので「とにかく脂質を少なく!」とばかり意識していたら、8月には体重が適正値より約10kg減っていました。痩せすぎてしまったのです。夏にも寒気を感じ、夜眠るのに必要な体力さえなくなっていました。

食生活を見直した所、1日の摂取カロリーが1000kcal未満の場合もままありました。内科の先生に相談した所「カロリー不足!」と言われ、すぐに1日に必要なカロリー量を算出した資料を下さいました。「直腸のみの症状ならば食事制限はほぼないので、脂質についてはあまり気にしなくて大丈夫」とのアドバイスも頂きました。中~重症の方向けの食生活を続けていたのがかえって良くなかったようです。
ドラッグストア等で売っている濃厚流動食の使用を始め、食事量も増やしていくと、2ヶ月ほどで体重が50kgまで戻りました。疲れやすさも症状に出ているので日中に寝込むこともありますが、夜少しずつ眠れるようになっています。

潰瘍性大腸炎は、患者さん皆が皆、脂質と縁を切らねばならないような病気というわけでもありません。内科の先生と相談しながら、身体に優しく十分な栄養を摂れる食生活を心がけて下さい。疲れを溜めないよう休息を取るのも大切です。

PR|トモセラピーでがん治療|